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GBTメンテナンス

むし歯・歯周病予防の為のメンテナンス

SDA認定「GBT CERTIFICATE」
むし歯・歯周病を予防するためには、定期的なメンテナンスが必要です。
当院では、ガイデッド・バイオフィルム・セラピー(以下、GBT)に準じたメンテナンスも行っております。

また、エアフローを使用したクリーニングを提供するGBTクリニックとして、SDA認定を受けています。

GBTとは

GBTの8つのステップ
GBT(Guided Biofilm Therapy)は、従来の歯周病治療や歯面清掃とは違う、新しい「歯周病治療・メンテナンス」のシステムです。

GBTの目的

健康な歯の維持

GBTでは、手用器具や手間を最小限に抑えることが期待できます。エアフローは、さまざまな歯科組織(象牙質、セメント質、エナメル質、歯肉など)に対する侵襲性を抑えます。歯面への侵襲性を抑えつつ、患者さんの快適性を追求します。その結果、患者さんが天然歯やインプラントを長く維持することに寄与します。

矯正装置の維持

矯正装置は、日々の歯磨きや通法の歯科清掃では届きにくい部位があるため、バイオフィルムの増殖を招きがちです。バイオフィルムは、ワイヤーの摩擦や歯肉炎、むし歯を誘発します。エアフローをプラスパウダーと一緒に用いると、問題の起こりやすい部位に清掃が届きやすくなります。歯や矯正装置を傷つけず、効果的にカリエスや過形成を防ぎます。

う蝕予防

バイオフィルムは肉眼での確認が難しいため、染出して可視化することで除去が容易になります。GBTによって、子供や成人のむし歯や歯肉の病気が予防しやすくなります。

GBTで使用する機器(エアフロー)について

エアフロープロフィラキシスマスター
GBTは、EMS社がGBTに基づいて開発したエアフロープロフィラキシスマスターを使用します。従来の機器より歯や歯肉に余計な負担をかけることなく処置をすることが出来ます。

GBTと従来のクリーニングの違い

歯や補綴物を極力傷つけない

従来の超音波スケーラーなどのクリーニングは、歯やインプラントなどを傷つけてしまうことがありました。そうした傷がついてしまうとインプラントは耐久性に問題が生じる場合があります。また、天然の歯の場合、その傷が原因で虫歯が発生する可能性もあります。

GBTでは、器具が直接歯に触れることがないようにエアフローという器具を使用し処置をしていくため、歯やインプラントを傷つけることなく、バイオフィルムや歯石のみを除去していくことが可能です。



治療時間が短くなる

GBTでは、バイオフィルムを染め出してから行うため、従来のクリーニングに比べて正確で的確な処置が可能です。また、ポイントをおさえて処置してくため、治療時間が短くなり、患者様にかかる負担が少なくなります。


GBTの流れ

STEP1:評価と感染予防

評価と感染予防
全ての処置歯とインプラント補綴における口腔衛生対策
  • まずは洗口液で洗口します。
  • 歯・歯肉・歯周組織を評価します。
  • インプラントとインプラント周囲組織を評価します。

STEP2:染出し

染出し
バイオフィルムの可視化
  • バイオフィルムを見えるようにします。

STEP3:情報提供

情報提供
患者さんの意識向上と指導
  • 予防の重要性を説明します。
  • 口腔衛生について患者を指導します。
  • 個々の患者さんに合わせた清掃器具をおすすめします。

STEP4:歯肉縁上・縁下のエアフローMAX

歯肉縁上・縁下のエアフローMAX
バイオフィルム、ステイン、早期歯石を除去
  • 天然歯、修復物、インプラントには、エアフローを使用します。
  • 14μmのエアフローパウダープラスを用いて、歯肉縁上、最深4mmまでの縁下のバイオフィルムを除去します。
  • エアフローパウダーレモンを使用して、エナメル質上に残っているステインを除去します。

STEP5:歯肉縁下のペリオフロー

歯肉縁下のペリオフロー
4㎜から9㎜までの歯周ポケット内にあるバイオフィルムを除去
  • 天然歯の深いポケット内、根分岐部やインプラント周囲粘膜炎には、エアフローパウダープラスを使用します。
  • ポケットの深さがわかる目盛り付きのペリオフローノズルを使用します。

STEP6:スマートピエゾンとPSチップ

スマートピエゾンとPSチップ
残った歯石の除去
  • 歯肉縁上と縁下10mmまでには、低侵襲のピエゾンチップPSを用います。
  • 10㎜以上のポケットにはミニキュレットを用います。
  • 縁下3mmまでのインプラント補綴周囲や修復物には、ピエゾンチップPIを使用します。

STEP7:指差し確認

指差し確認
患者さんを笑顔に
  • バイオフィルムの取り残しがないかどうか最終確認をします。
  • う蝕の有無を正確に歯科医師が診断します。
  • 歯面にフッ素を塗剤して保護します。

STEP8:新たなリコール予約

新たなリコール予約
歯肉の健康=生活の向上
  • リスク分析に従い、メンテナンス時期を計画します。
  • 患者さんに治療の評価をしてもらいます。

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